痕〜きずあと〜
(リニューアル版)
Story |
別居中だった主人公の父親の突然の事故死から早一ヶ月。 せめて四十九日の間くらいはと、長い大学の夏休みの終わり 主人公はかねてから予定していた旅行を取りやめ、田舎にある父親の実家へと訪れた。 幼い頃に両親を亡くし、主人公の父親に扶養されていた従姉妹たち 悲しみに明け暮れていた日々に決別し、徐々に明るい笑顔を取り戻しつつあった。 心に深い痕を残したまま、主人公を優しく迎え入れてくれる彼女たち。 だが事件は、そんな彼女たちの心を、冷たく非情に引き裂いていった…。 そして―――――古より受け継がれてきた柏木家の血の秘密とは――――― |
Review |
Leafの言わずと知れた名作「痕〜きずあと〜」ですが 裏を返せばまた裏と謎続きで謎が解けていくのは面白かったです ということでレビュー♪ ○シナリオ○ 攻略出来るキャラは4人であり 一人が終わる事に次のキャラへのシナリオが解禁されていく仕組みです 一度バッドエンドを見なきゃいけなかったキャラもリニューアルにより 最初からハッピーエンドへのルートが選べるようになったり細かいところで仕様が変わったみたいです 私はリニューアル前のをやったことがないので、よくわかりませんが(汗 キャラの立て方が上手く、読んでいて飽きないテキストがかなり良かったです シナリオの進み方は大きく分けて二種類ありました 1つは街を騒がせている大量殺人犯の話、そして柏木家の血の話 1つはかつて鬼を殺し、そして鬼の女と恋に落ちた男の話 結局両方とも柏木家に流れる血に関係ある話で、悲しい話でした そして、大量殺人事件の真犯人シナリオもあるのでほとんどの謎は解けます ゲーム中でかなりの回数騙された気がします。引き際が上手くおいしい所で夢が途切れたりと凄かったです(何 殺人犯の話では、主人公と犯人はお互いの夢を覗いたりいろいろ出来るのですが これでかなり騙されたのだと思います。犯人が主人公だと思ったら一転して自分ではなかったりと・・・ 鬼の女と恋に落ちた男の話では。悲恋で、目頭うるうるで泣きかけというか臨界点突破しそうでした(涙腺弱いっす あとは主人公の父親が主人公を気にかけながらも連絡を取り合わなかった理由などを知って、キましたね〜 やっぱり、親父の背中は広いですね、心に響きます(涙 終わった後の感想としては、大満足できる内容で質も高く「これはやっとけ」って感じですかね ○システム○ ほとんどの機能がついていて。問題なかったです バックログはホイールで見れますし。かなりのテキストを保存してくれるので活用してました 右クリックでメニューを呼び出せて使い勝手としては普通でした フルスクリーン画面を選ぶ時いろいろ設定出来たのも良かったと思います(使ってないのでよくわかりませんw スキップは4種類ほど。セーブ数は20でゲームのシステム上ちょうどいいぐらいでした メインシナリオクリア後は旧作イメージでのプレイが可能で、昔の痕ファンはかなり嬉しい仕様になってると思います ゲームをクリアする前から音楽鑑賞やCG鑑賞を使えるのは良かったです 私だけかもしれませんが、ゲーム終盤でいきなりシステム落ちがあり。セーブしてなかったので痛い目に合いました(涙 そこだけちょっと、嫌でした(というか家のPCが悪いかと ○グラフィック○ 昔の痕ファンの方々はいろいろあったようですが。旧の方はやってないので問題ありませんでした 立ち絵がちょっとおかしかったかなとは思いましたが。腰のくびれ具合などなど・・・ 一枚絵は綺麗で、昔のファンの方も納得できるものだと思います 背景はとても綺麗で良い感じ。問題なし ○サウンド○ 素晴らしいっす。問題ねえっす。というか私が口を出す必要はないかと(笑 好きな曲は多いです。とくに「ためいき」「夜の風」「つつまれて」は個人的にかなり好きです 全体的に綺麗な曲が多く。激しい曲はそこまで多くありませんでした SEも悲鳴やロケット花火の音などいろいろあり。雰囲気が出てます これ以上語ることもないですね〜 ○エロとか○ キャラによっては半強制的に主人公と体を交えることになったりと、可愛そうでした まあ、半強制的でも主人公が好きなので大丈夫だったり。あとでちゃんとやり直したりしてました(笑 H度としては・・・・中の上ぐらいですかね〜 メインキャラ以外はほとんど犯されちゃったり。薬で大変なことになってたりと。可愛そうに(誰 ついでに・・・・ほとんど萌えませんでした(ぇぇ 多分、どのキャラも好きだからでしょう〜。シナリオが面白かったのもありますが♪ ・・・・エディフェル萌え(矛盾>ボソっ ○総評○ 言わずと知れた名作ですが。プレイして良かったと思います 月姫と似てるというか、出たのは月姫の方があとですね(汗 言われてみると確かにとは少なからず思いますが。まったくの別モノだと思います 自分の中に住む、もう一人の自分との葛藤や。悲しい恋の話など濃い内容であり。素晴らしいものでした リニューアルして現代へ送り出したのは間違いじゃなかったと思います いつの日か再プレイしてみたい作品の一つです |